市役所苦手

市役所に行った
いろんな手続きがあったから行かなくちゃなぁーと思いつつ
先延ばしにしてたけど、期限も近付いたから渋々出向く
嫌なのだ、市役所のあの雰囲気
ガーっと自動ドアが開くと職員がシラーっとした顔で一斉にこっちを見る
せ、せめて笑顔でお願いします
小さい町内、市役所の支所は職員の削減で職員が少ない
（といってもほとんどは本所に出向してるんだけど）
そのうえ　みんな無愛想
田舎だからさ、生まれた時から住んでる所だからさ、
今話題の『わたり』とか当たり前なのも見てきてるし今だってそうだし、
小さい田舎町は天下りやコネが当たり前みたいなもんだから
もう、そういう職員の顔見るだけで溜息がでる
窓口に立っても、こっちが声をかけるまで来ない
見たんだから気づいてるでしょー、ねえ？
せめて愛想笑いくらいできんのかい
横から聞き覚えのある声が「あら、今日はどうしたんかい？」
出た出た、妖怪天下り

民間から立ち上げた前勤めてた職場を　天下りして来て乗っ取って
自分のコネ効きまくりの職場にしたお方
代表（発起人）が民間で資金繰りに苦労してどっからの支援もうけられんで
あちこちに頭下げまくって何年もかけてやっと軌道に乗ったら
このおっさんと町の社協の偉い人が結託して
いつの間にかおっさんが入ってきて代表追い出して自分がトップに、あらあら
知らん間に民間じゃなくなって町の機関みたいになってるし
そのうえ　ろくに働きもしない人間をコネで引っ張ってきて
時給だった給料を月給制にしようなんていいだすし
身内の不幸で数日休んでたら職場の電化製品がガラッと新品に！
全部まだまだ使えたよ
パソコンだってまだまだ使えるのになぜかノートパソコンが増えてる
な、なんじゃこりゃあ
働かないおばさんが「これいいでしょう～」なんてまるで自分の物みたいな顔してる
それこそ今話題の国や県からの補助金を年度内に使い切らないと
次年度からの金額を減らされるからと　その為の対策だったらしい

必要以上の補助金をもらってるなら返せばいいじゃん
次の年からそれなりの金額でやりくりすればいいじゃん
だいたい補助金制度ってなんなんじゃ、へんなの
働きもしないおばさんの給料を補助金から払うなんて冗談じゃない
使える物を捨てて新品にする必要があるのかい？
あんまりじゃあ、と直談判
「あなたはこういう事がわかってないから、公金とか補助金とかは
こういう使い方をしていくものなんです、おおやけにはいえないけどね」
そんなのおかしい、といくら言っても「あんた何言ってんの？」という顔
「じゃあ、前の代表が提案していた　町で仕事を探してる若い人を雇用して
そこに補助金を使ってくださいませんか」
と言ったらそれは出来ない、と
なんで？なんでだめなの？屁理屈を並べられて話は堂々巡り
「何に文句があるの？給料体制？あなたのお給料を上げたら納得してくれる？」
だーーーーーー、だめだ、このおっさん
「すみません、そういう事ではないんです、
天下りしてきたあなたには何を言ってもむだみたいなので辞めます」
で、辞めたんですが
天下り、という言葉でぶちっと切れたおっさんがそのあとなんか言ってたけど無視無視


ああ、思いだしたらまた腹が立ってきた
いかんいかん
まあ、でもおかげで　偉くなった先生とか公務員てこんななんだな、
民間人の常識は通じないんだな、と当時まだ少し若かった私は少し大人になれました
まあ、それまでもその後も先生やお役所あがりの人の常識には
驚かされっぱなしでしたが・・
田舎の小さな世界でもこんなだからどこでもこんなもんだろうな、と
最近の天下りやら選挙やら学校やらお役所のニュースを見ていて、
なーにを今さら、と思ってしまいまする

まじめでしっかりしたお役所の人も先生もたくさんおります
でも、違う人もたくさんおります
それが世の常人の常
ああ、長渕さんの「顔」を鼻歌に歌ってしまう
私もだまって春を待とうか

でも、あんな訳わからん事が当たり前の人間にはなりたくないんじゃあーー
あの人たちの常識を私の常識にしたくないんじゃあーー

と、数年たった今でも思っております



定年して天下って、１日数時間事務所にいてハンコ押して月十数万もらって
「私だって安月給で老体に鞭打ってがんばってるんです」って、
そんなんで通るんだから田舎っていいなあ
しばらくは文句言った私が悪もんでした

ああ、ぐちぐちとゴメンナサイ


安月給でも、毎日笑って楽しい職場でストレス溜めずに働けてて
今の私は幸せです